おすすめファンタジー作品 【Game of Thrones】

この作品を観ていないのは人生を損していますよ!

というありきたりなセリフを言いたくなるほど素晴らしい作品です。

Game of Thrones ゲーム・オブ・スローンズ

もういまやすっかり有名で、このHPに来るような方はご存じのことが多いかと思いますが。

ジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説シリーズ『氷と炎の歌』を原作としたHBOのテレビドラマシリーズ。

ウィキペディア(Wikipedia)

私は好きすぎて7周くらい観ています。

何時間使ってるんでしょう…全73話で1時間ずつくらいなので 511時間くらい….? やばいですね。笑 でもまだ観たいです。

それだけ観ている私がこの作品の魅力をいまさら紹介したいと思います。できるだけ物語の楽しさを損ねるようなネタバレはしないよう配慮します。

ゲーム・オブ・スローンズ スローンとは王が座る玉座のことです。要は「王位争奪戦」ですね。いくつかの勢力があって世界の覇権を争うお話です。

ちなみに私は自作のショートフィルムを作ったりしていますが、この作品の象徴とも言える玉座をオマージュとして取り込んでいます。

リアルさが魅力

「人間」のリアルな描写

この作品は、いわゆる「剣と魔法の王道ファンタジー」的な綺麗なものではありません

もうドロドロです。人間の汚い部分を余すところなく描写してあり、絶対的な悪は存在しますが聖人君子は登場しません。現実世界でもそうですよね。そんな人間いるわけがないです。

尊敬に足る実直な人物は出てきますがやっぱり汚いことをしていたりします。

でもそれが人間です。

私たちの住む現実世界と同じように、本作の世界には色々な考えを持った人間が存在します。善悪の観念、性的思考も様々です。基本的にファンタジー作品で性的マイノリティなどを描写したりはしないと思うのですが。本作はタブーとせず普通に出てきます。

主人公はいるのですが前述の通りいくつかの勢力が登場し、それぞれの視点で物語は展開していきます。

たった一つの「王座」を巡って様々な策略が張り巡らされます。色々なところに感情移入し、それがだんだんと交わっていくのです。

また定期的に「この人ひどい目にあえばいいのに…」という黒い感情が沸く対象がいるのですが。色んな人に聞くと観た人みんなそう思っていました。笑

戦いのリアルさ

GOT(Game of Thrones)はファンタジー作品で、その世界にはドラゴンや魔法が存在します。しかしそれは、「みんな実際には見たことがない神話」的なポジションです。でかい狼は身近にいるようですが。

基本的には中世の世界のように人間は歩くか馬に乗り、剣や弓で泥臭く戦います。魔法が飛び交うようなものではありません。ほとんどの人はその存在も知らないのです。

そして名の知れた剣士であっても無双するとは限りません。

例えばハリポッターを観ていて、戦いの中で「主人公の3人が死ぬんじゃないか」って本気で心配しますかね。なんだかんだで生き残ることは知った上で観ているのではないかと思います。GOTでは今見ている人物が次回登場する保証はありません。

そんなリアルな中に圧倒的な存在のドラゴンが登場します。ほかの作品であれば、死闘の末に英雄が剣で仕留めたりするでしょう。しかしGOTではそんなヒーロー映画みたいなことは起こらないかもしれません。

想像してみてください。ビルくらいの大きさの、「空を飛んで火を吐く爬虫類」を日本刀をもったあなたが倒せますか?そういうリアルさがたまりません。

また「魔法」が存在するのですが、呪術的なポジションであり戦闘のリアルさは損なわれていません。基本的には中世ヨーロッパの戦争のような生きるか死ぬかの世界です。

超絶クオリティのリアルなCG

ドラゴンが出てくるのですが、CGというか…居るんですよね現実に..あれは多分、この世界のどこかに。

というくらいのクオリティです。飛行する際に風を受けて皮膚がたわんだりするのですが、その肉厚さというか質感まで画面越しに伝わってきます。このくらいの大きさのこういう皮膚のものが飛んでたらこうなるんだろうな、というのが本当にリアルです。

モンスターハンターの映画のリオレウスもかっこよかったですが、やっぱりGOTのドラゴンの質感にはすこし届かないかなという印象でした。というか映画じゃないんですよね、これ。「テレビドラマ」なんですよね。

本当に素晴らしい作品で私は職場とかでも勧めまくっていて、観てみてくれる人もいるんですが…結構挫折してしまう人もいるんですよね。

視聴のハードル

把握しにくい

めっちゃ人名が出てきます。「どこの国のどこの家の何々さん」というのがいっぱい出てきます。初めて見たときはいまいち物語にはいれませんでした。人名が多すぎて

「誰だっけ?」

ってなっちゃうんですよね。誰がどういう関係かわからないんです…一番大事なところなのに。

でも解決法があります。

少し観てわからなくなったら「人間関係の相関図」を見ることをおすすめします。ググったら出てきますので。

私はこれを見てからすっきりして物語に入りこむことが出来ました。今では虜です。

性的なシーン

ほんとにね….初めの頃は1話に1回は出てきます。 お茶の間を凍らすシーンが。

しかも結構生々しいものです。日本のテレビでは100%放送できないやつです。家族で観る時はいつでもお茶を淹れに行けるようにしといてください。油断したらそういうシーンが出てきます。

職場のお母さんは息子さんと観ててそれが困るって笑いながら話していました。困るでしょうね。笑

それでもご家族全員大ファンだそうです。

Game of Thrones 

ぜひ全国民に観てほしいところです。観るのはDVDもありますが高いですよね。アマプラとかフールーでも見れる時期があるのでチェックしてみてください。

本当におすすめです。